拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

誰よりも先に エリックの本

今これを義父の歌声を聞きながら書いている。 もとオペラ歌手だったエリックの一生を綴った本が出来上がり

 裏表紙に付録でついているCDをかけている。 ボクが彼にあったのは 彼が60歳ぐらいで 突然引退した50歳から

 10年経っていて その頃は歌をおしえていたようだ。 

 ボクはクラッシック音楽、とくにオペラには縁遠い人間を自認している人なので 彼に会っても音楽抜き ただただ

 ニコルの父、ボクの義父の 親子の付き合い だけであった。 もちろん音楽の話も いつも出ていたけれど

 右の耳から左の耳へ スーっと流れては でていくのみ。 

 誰よりも先に 本人エリックから 本を受け取った ニコルは その内容とクオリティに うれしさで興奮気味に

 帰宅してきた。 ボクも見せてもらって 文章は 読まなかったが 写真で見る 彼の年代順の仕事は いままで

 断片的にしか 見聞きしていなかった 彼の芸術家としての 仕事の重みを ほんの少し 垣間見た気がしたが

 この付録のCD の 彼の歌声を聞いた時 ボクは 義父の 本当の 姿を これまで 知らなかった事を 知った。

 今日から4日後の 5月3日に この本の出版パーティと 同時に ローザンヌ市から 彼の功績を祝って 賞を受賞

 するパーティが催される・・・ しかも よりによって その日の昼に ボクのはじめての胃カメラ検査があるのだ。

 世の中では 今日は 世紀の結婚式 ケイト&ウイリアム があり 盛り上がっていた。 ボクは彼女の子供時代の

 写真を見たとき 彼女の本質がわかり 好感を持った。