拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

クタクタのパリ

 2泊3日のパリの旅は TGV「新幹線)に乗り遅れ、一人50ユーロを 支払うおまけが付いて終了した。

 街中の道が狭く、そのうえ人が多いので せっかちな 我々夫婦は イライラしながら パリを歩きまわり

 普通より気温が高いのと都会のムッとする 熱気に当てられて とにかく 毎日クタクタに疲れた。

 毎年のようにパリに行き その都度 やっぱり ローザンヌは 最高だなぁ〜・・・と確認する為に行くようなもの

 である。 そのゴミゴミしたパリであるが 女性がきれいで 活き活きしている事に 感嘆するもの毎年のこと。

 いつもの十時屋 でカツ丼やら幕の内弁当を食べ いつもの中国人経営の マッサージ屋で ニコルは足マッサージ

 ボクは全身揉みほぐしてもらった際 その女性マッサージ師と話をして 彼女が西安から来たこと、以前は飛行機

 製造会社で窓を中心に点検する仕事に従事していたことを知り、彼女のフランス語があまりに見事なのと 日本人の

 ボクとフランス語で会話をし、そこになんの壁も感じ無い 不思議を 味わう。

 今回の旅のメインエメントは 癌と闘っている マリーに 会うことであったが 思ったより顔色が良く

 元気そうなのと 彼女が夜なべして 作ってくれた 手作りボックス “不思議な国のアリス” をプレゼントされ

 多分それは 彼女から貰った7個目の 箱作品 で 彼女の生命を削って 作られたものに相違なく なんとお礼を

 言ったらいいのか わからなかった。 この箱 それぞれの宇宙に 見合った背景を探して 写真をとろう・・。

 パリに着いた日から公開されている 映画 “ノルウエーの森“を見る ストーリーが進むほど 役者たちが

 輝いて 見えた。 昔小説を読んだ時 なんの感動も覚えなかったけど この映画は なかなかだ。