拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

ローザンヌのArt Fair

 先週たまたまネットでローザンヌ観光サイトを見た時にこの『第二回ローザンヌアート・フェアー』…というのを
 見かけたので、でかけた。
 アート・フェアーというと、スイス・バーゼルが世界的に有名であるが、ボク自身は一度もいったこがなかったので
 今年(6月14〜17日)は・・・と思っている。
 バーゼルのアート・フェアには300店以上の世界中のギャラリーが集まってくるという。今回のローザンヌのは80のギャラリー
 だそうで、見るのに結構時間がかかったが、バーゼルはその4倍なのだからかなりのスピードで見なければ一日では見きれないね。
 
 会場に入ってすぐ感じたのは、パリ・フォト。 ひろーい会場をギャラリーごとに仕切って思い思いの一押しの作品を展示しているのは
 まったく同じだ。幸い、アート鑑賞は好き嫌いがわりとハッキリしているからギャラリーをチラッと一瞥しただけで前を素通りするか 
 どうか主体的に決められるのが、ある種の醍醐味ではある。 いずれにせよ、価格のほうが、僕らをゼンゼン相手にしていないのであるが…

 だいたい、価格がないのであるが、時折価格が提示してあるときに、30万円かな…と思ってよく見ると300万円であり、ボクの金銭感覚とは次元
 が違っているのが、面白い。ときどき写真を見かけて親近感を覚えるのだが、値段を見て疎外感をおぼえたり、面白い。

 好き嫌いを別にしても『玉石混交』は間違いなくあると思うが、確かに素敵な作品も何箇所かで見かけた。
 いずれにせよ、見せ方の完成度が高くなければならぬ…これが必要最低条件ではないだろうか。
 
   
     ローザンヌのアート・フェアもいずれ世界的になるのを期待した図