拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

命の選別−2

ム〜、俺はどんだけ頭が悪いのだろうか。

今頃になってあの『発言』の意味と重み…がようやっとわかってきた気がする。

世のお偉いさん、がよく言う『自分の頭で考えろ』・・・というのを多分、自分なりにオートマチックにやっていたら、今頃『これが俺の見解だ〜』というものがコロッと出てきたのだ。

しかも、今思い起こせば『あの発言』直後に1993年公開されたスピルバーグ監督映画『シンドラーのリスト』を偶然なのか?どうか自分でもわからないが再見して、涙をながしていたというのに・・・。

ただ思うに、自分の頭の奥の奥のづ〜っと奥の方ではこの『発言』を『最重要事項問題』…として取り上げ、全脳力をあげて検討していたみたいなのだ。

例の『大西氏、命の選別』発言は都知事選直前にあり、れいわ新選組代表、山本太郎立候補大敗の直後に大問題となって、最終的に問題視の矛先は『れいわ新選組』山本太郎代表の『ずさんな組織把握』…あたりに落ち着いて、今に至っている。

そして肝心な『命の選別』発言をした大西氏に対しては『党の除籍』処分に同情する『ツネキ』フアンが『れいわ新選組』や事態を重く見て最初に問題視して発信した『大石あきこ氏』に対するやかましいネット口撃に続いて『れいわ新選組支持者やめる宣言』に至って事態は一見落着の様相を見せ始めた。

・・・でもボクの気持ちはちっとも『落着』はしていなかった。

『老人の命』と『若者の時間』を『冷徹に』天秤にかける人間の存在とそれを支持する人がたくさんいる…事態って、一体ナンナのよ??・・・と、その問題の大きさに今頃戦慄する自分の頭の悪さに『大いに戦慄』したのだ。

そして『その発言』がほんの一部の良識の府によってなされただけで、『放免』され『いや〜大西氏は未来の政界にはなくてはならない人物…』なんて脳天気な発言をしている人の多い事を知る時、ボクは『シンドラーのリスト』の逆バージョン『選別リスト』を見るのだ。

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  安倍政権下での精神疲弊は日本人のネオナチ化を招いている・・・のだ。