拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

ローザンヌの庭(2)

ローザンヌ庭展をテーマに7月1日2019のブログに書きましたが、それが秋も深まり終わる時期に迫っているので、近場で観ることが出来たものの中から少し評価してみたおと思います。

まぁ、自分もそういう年齢になってしまったけど、このローザンヌ庭展を全部踏破して見ようという退職者達の爺さん婆さんのグループをよくあちこちで見かけた。夏の頃は自分も全部踏破…と思っていたけど、なんやらやたら暑い日差しの毎日にそんな気はすっかり失せてしまっていた。

それでも見たものもいくつかあるので、それだけでも記録を兼ねて報告してみたい。

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この写真は前回のブログにもアップしたものであるが、ローザンヌの街の中心部の特徴がよく出ている、つまり地形的にかなり立体的な面白さのある街であることと、この気の利いた白い樹木がとてもオシャレなところが、4〜5年に一回のこのローザンヌ・庭展のボクの非常に気に入っている点でもあるのです・・・・。

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うちの近所にある円筒形のビルの内円部の空中に植木鉢を吊り下げての展示

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実は、この夏右肘がバトミントンでいわゆるテニス肘になってしまい、約2ヶ月間プレーをせず、せっせとフィジオセラピーへ通ったとき、そのフィジオのそばの建物の前の庭のスペースにこのわけのわからん動物達が庭を駆け回っている陶器作品があってなんとも不思議感を醸し出しているが、これがローザンヌ庭展の作品の一つだとは最初思わなかった・・・。(わけわからんなりに、おもろい!)

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画面左の石垣に女性が如雨露(じょうろ)で植物に水をやるイラストがある庭

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それで、ここはボクが週2〜3回はジョギングするボクにとっての境内みたいな場所。

ここに特別設置された異型ブランコはかなり市民に愛用されていた。赤ん坊を抱っこしたまま寝転ぶお母さん?あるいはおばあちゃん?もうすぐ取り壊されるのだろう…

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ほんで、最後がこれで、ボクが観た中で一番気に入った作品。

じつは、この真ん中にある雑木林みたいなスペースにスピーカーが設置されていて、沢山の小鳥のさえずりが聞こえたかと思えば、イノシシと思われるイナナキが聞こえ、何も知らずに通る人達が一瞬、何じゃろ??と立ち止まってキョロキョロする場所でもある。ボクの家からすぐ近くなので何度も通るたびに異次元を実現しているのです。

一見、地味ながらとても味のある工夫がされた庭です。また4年後のローザンヌ庭展が楽しみ…だ。