拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

非常におかしな女の子

 駅で写真雑誌<PHOTO>を買う。この雑誌は最先端を行く・・・ようなエキセントリックな写真をたくさん掲載しているのが特徴。今回も表紙はマイケル・ジャクソンが天使の羽をつけて真っ赤な悪魔を足蹴にしている、かなりエキセンな写真。自分とはまったく違う写真を見たいときたまにこれを買う。9フランなり。

 特にこの五月号をちらりとめくってみると,日本人女性<うつ・ゆみこ>の写真が載っていたのが,買う決心の決め手となった。この人のブロクを初めて見たとき,こんな変な女の子がこの世にいるのか?・・・と思ったのが決め手となって(お気に入り)にしていたので彼女の名前は知っていたけれど写真は今回初めて見た。

 彼女のブロクと一緒でやはり相当変な写真だけれど、<おもしろい!>と思ったし,完成度があるのがいい。

それともっと面白く,楽しいのは、<私と・・>というタイトルの彼女の友達と写っているセルフ・ポートレイトの写真の彼女の黒縁丸メガネの笑顔!これは最高だね。

彼女の写真と,質問に対する彼女の答えが掲載されてぃるが、気取った言葉ばかりが空回りして本質が全然わかってない奴等に冷たい水をぶっかけたような痛快な爽やかさ・・・よくやった日本人!!といったかなりナショナリズム的感想を持ってしまった。フランスの写真雑誌によくぞ登場してくれました、てな風な感じ。

フランス語圏の人達がたくさん彼女の写真を見るだろうが、どういう風にかんじるのだろうか?それに興味がある。

それにしても,日本女性写真家の進出はめざましく、たのもしい。滑稽な写真家らシリアスな写真まで。