拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

メルジンの発表会

ダイブ前、<■2010/05/27 (木) メルジン星の女の子>で紹介したメルジンの<60日間日本の旅>の発表会があった。

 彼女の伯母のアトリエにて19時に来て下さい・・・と招待され、我々二人は出かけた。想像ではメルジンと同級の若い連中が沢山来るのだろうと思っていたが、そうではなく案外身内、おじいさん、おばあさん、両親、伯母、叔父、他に彼女の親友3人と我々だけであった。

 出向かいに出てきた彼女は帰りの空港で2000円で買ったというユカタに帯の姿でなかなか似合っていた。98枚のスライドを解説つきで見せてくれた。特に感心したのは、W.woodというシステムで探した仕事をする代わりに、食事宿を提供してもらえる・・・というドキュメント的写真は彼女にとって一生の思い出になることだろう。
 それで、彼女は2箇所で働いた。一つは成田の農家、小さなトマトの箱詰めの仕事。同じ目的で集まった台湾人の女の子、ドイツ人の男、雇い主とその使用人の人たちとの交流の写真、それと2箇所目の北海道の養鶏をしている農家の写真で彼女が卵を磨いている写真の傑作なこと。そこでは彼女はユニホームの作業服を着ているのが可笑しかった。
 また、ボクの姉夫婦と行ったどこかの岬での写真にボクの姉とメルジンが並んで写っているのを、この場で見ることの縁の不思議さを感じた。

 日本での写真を前に身振り手振りで説明するメルジン、それを見る両親、祖父母はどんな気持ちだろうか。18歳の娘がたった独りで日本に出かけて立派に目的を果たした。うれしいだろうなァ―。
 
 彼女の夢は日本でフランス語を教えること、だそうだ。この9月から大学で日本語を学ぶ、夢の実現にむかってすすめ。