拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

ピンピンコロリへの道

有り難いYoutube…というのは(感謝の念仏を唱えながら)

先日、NHKスペシャル『AIに聞いてみた、どうすんのよ?!ニッポン健康寿命』というタイトルの興味深い番組を見た。

65歳以上の41万人に対して600項目の質問(生活習慣に関するデーター)と10年以上にわたる追跡調査を基に健康寿命をどのようにすれば実現できるか、AI(エーアイ)・ヒロシに解析させた結果が面白くまた、大変有意義なものであった。

1〜子供と暮らすなひとりで暮らせ

2〜ピンピンコロリには泥棒を捕まえろ

3〜運動よりも食事よりも『読書』が大事

という解析結果!

その前にいったい健康寿命とはなにか?であるが、日本人の平均寿命は男81歳、女87歳

であり健康な爺は72歳、婆は74歳平均であると云う。そこでその10年間をいかに健康にすごすかによって医療介護費を約5兆円削減が見込まれるという。

いずれにせよ我々、爺婆にとってもピンピンと生きて、死ぬときはコロリと死にたいわけでであるから、AIコンピューターによるこれら3題提言は大いに参考になる。

 

No.1であるが、僕らには子がはじめからいないから一人暮らしが良いと言われると、まぁ助かる。これは子供と暮らすのもいろいろとストレスがある為とのこと。しかし、孤独死とか現に問題になっているが、一人暮らしでもやはり友人を持つことがポイント。

 

No.2に泥棒を捕まえろ…とは何かと言うと、ようするに『地域の治安』が関係しているという。これは貧富の格差が大きくなると様々な問題が起きて安心して暮らせない…みたいなことのようだ。実際我が街に数年前から東欧地方からきた乞食グループが街の角角に座って物乞いしているが、これが案外街を楽しく散策する際に障害になっていることを、退職して街をよく歩き回るようになって痛感した。それまで相方がそのことをこぼしているのを聞いていても、無視すればいいじゃん…と軽く考えていたが、気の毒と思う人情やらそれにしても多い乞食の存在は無視できるものではなく、その他にも黒人の薬の売人などが街の何箇所かにたむろしている風景は女性にとっていい気はしないのも最もなのだ。ところが、先日贔屓にしている?女乞食さんからの情報で市の規制でもうすぐ街を出なければならない…という。彼女には気の毒だけどそれを聞いて僕等は正直ホットしていることろだ。

 

No.3『読書が大事』・・・これは要するに知的活動が健康寿命に影響しているということであるが、番組制作スタッフや研究している専門家も『読書』という結果に驚いた…そうであるが、ボクは案外これには驚かなかった。ボクが一番尊敬している禅を世界に広めた鈴木大拙さんは生涯を読書と執筆活動に費やした人であるが、96歳まで現役でそれこそピンピンコロリの生涯などを見ていたから、運動もろくにしない学者先生が案外長生きしているのを観てきて、ボクは知的活動が生命力を高めていることを感じていた。しかしまぁ、確かに健康と言うと『食事』や『運動』に関心が向いていたことも事実。これからはもっと意識的に『脳の運動』をうながそうか。

ああ、大事なことを忘れていた、、、AI・ヒロシは頭良くても、やっぱりNHK産だから言わなかったけど、このまま安倍政権が3年も続いたらこの3題提言をいくら実行してもピンピンコロリは絶対無理、病気になって寝込んだ末に死ぬネンネンコロリだからね!

それにしても、この番組の進行を手伝うマツコ・デラックスがだてにデラックスを名乗ってない知性とユーモアのミックス具合とお相手役の有働アナウンサーの絶妙なコンビネーションにこれからも『AIに聞いてみた…』は面白い番組となろう。

 

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  先日ジュネーブで見かけた珍しい風景。三途の川ならぬローヌ川で綱渡りの図