拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

祝〜婦人ディ

今日は『国際婦人デー』だそうだが、相方ニコルが彼女のフェイスブックで『国際男デ〜』も作るべきだ、そうじゃないと今日以外の364日が『男デ〜』のような感じがするので…と書いていた。

なるほど・・・。

ボク個人は女性を『女神』あるいは『観音』と崇める者の一人で、尊敬の念をいっときも欠かした覚えがない、『国際婦人デー』というものがあるならば、その日は一層その念を強くもつものである。

その際に念頭に来るのはやはり、母という女性であるが、ボクの場合は母が二人いるのでまずは赤の他人の赤ん坊のボクを自分の子の如く、まさに無償の愛でもって育ててくれた『菊池の母さん』への言葉にできないほどの感謝の念だろう。

母が87歳で逝く、6ヶ月前にスイスから帰国して会った時、ボクが母の家に来た経緯(いきさつ)を話してくれた。産後、実の母の体調が悪く赤ん坊の世話ができなくなり、よその家に預けるのだが、夜泣きがひどく7軒目にようやく菊池の母さんのもとへ来た…のだそうだ。そういうわけで、母乳を飲ませられなくて、ミルクと米のとぎ汁を飲ませて育ててくれたという。

以来、育ての母のところにもボクの姉にあたる人がいたし、ボクには小学校へ通う頃から一緒に住むことになる実の姉もいて周りには女性ばかりがいた。というか、男性がほとんどいなかった。(菊池の母さんの旦那は穏やかな人で存在感の薄い人だった。)

しかも、育ての母は女の子が好きであったので、ボクを3歳頃までおかっぱ頭に赤系の服を着せて女装させていたのだ・・・。

だからかな? 相方からフェミナンぽい…とたまに言われるし、電話にでるとしょっちゅう『マダム?』といわれてしまう。確かに、声が小さいし、少し高めでわあるが。

先日、日仏語交流会で知り合った若い日本人女性に『最初は恐い人だと思って緊張しましたが、優しいんでびっくりしました…』と40歳下の女性にいわれて複雑な気分になった。確かに鏡で見る自分はどちらかというと強面だ。(成長の証か?)

f:id:syaraku-sai:20190309053020j:plain

 この頃はまだ少し目が見えていたようだが、後に全盲になった母と一撮