拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

紙が神と同じ発音のわけ…

昨日、バーゼル(ローザンヌから電車で2時間のスイスドイツ語圏の街)にある紙博物館へいってきた。

その3階の展示場で製本作業を仕事とする友人が他の2人とグループ展をするというので、でかけたわけだ。

『紙博物館』…って、なんとなく地味な感じがしてぜんぜん期待していなかった。

が、それが案外ずっしりと感じるものがあった。

地下から3階まで紙の創始から始まり印刷、タイプライターと紙にまつわる進化を展示してあり、地下では紙を漉(す)いて紙の製作過程を体験させてくれる。

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このあたりまで、観てなんか感動してしまった。

昔の人にとって、『紙』はコンピュータであり、Ipadでありスマートフォン…であったのだ・・・とつくづく思うと、なんか有り難くて、有り難くて…

何年前のお経かしれないけど、『一切如来心秘密全身舎利子・・・陀羅尼経』と読める

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こうして、インド〜中国〜日本まで伝わったのか…と思うと。

『紙』が『神』と同じ言の葉であることが、納得できる。

『はじめに言葉ありき』…と、創世は神の言葉から始まった・・・・・

神= 申し示す…には紙の発明は必然であったのだ …

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というわりには、仏教経典ばっかりアップしているが…

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友人の作品を前に説明してくれる謎のヒゲおじさん、なかなか格好いい、と相方。

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メビウスの輪状の『無限本』は友人カリン・チュウさんの作品、素晴らしい!

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ボクが子供の頃…には使用されていただろうタイプのタイプライター・・・

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そして、バーゼルの風景は薄めの霧におおわれた風情でそこは外国のようであった。