拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

Walking Dead …

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『外出禁止令』と言いたいところをスイス政府は『在宅奨励』と抑えているが、今後の状況しだいではイタリアやスペインのようにまじで『外出禁止令』が出されるかもしれない。

上の写真は5日前のローザンヌ市内に最後?の買い物にでかけたときの様子で人っ子一人いない風景は不気味でボクは頭の中でネットで見ていた有名なゾンビ−ドラマ『The Walking Dead』を想起していた。

このドラマは2010年アメリカで制作されケーブルテレビで放送開始されたそうだが、ボク自身はまだ引越し屋として働いていた時期(2015年ぐらい)からHULUで、後にAmazonプライムで視聴している未だに続いている(現在シリーズ10、ボクはまだ見れていない)優れドラマである。

ボクも最初は『ゾンビ−』・・・と聞いて、なんかな〜ってな感じでちょっと引いていたが、ドラマが始まるイントロ部分の映像と音楽に写真家として惹かれるものがあって見始めたが最後、まさに『ミイラ取りがミイラになる』の諺どおりゾンビ〜物語の虜になってしまった。

 

そのWalking Dead・・・日本語では『歩く死人たち』ぐらいな意味だろうか。

このドラマの初めは人間対ゾンビ〜の戦いが中心であったが、徐々に徐々にそれが人間対人間の戦いにがドラマの中心になっていくところが、ある意味リアルでより恐ろしさを増す要素となっている。

食料や物資の不足は当然それを巡って争いが起こるのは自然なことであって、それゆえ今回のコロナウイルス騒ぎでも初めにトイレットペーパーの売切れ…という状況が起こったのはそういうことを意味しているわけだ。

ところでネット噂情報では、コロナウイルス感染者の死亡者を調べると65歳以上の老人、すでに何らかの病気持ち、A型の血液者などなど・・・ということで、ボクなんかはその2つの条件にすでにピッタンコとハマっている。その点相方は、コロナに罹りにくいO型だし、いまだぎりぎりの64歳ってことで、『クリア〜』と喜んでいたが?!

以前、ボクが還暦を迎えた時点で『棺桶に片足』突っ込んだ宣言をしたものだが、今回の出来事でそれは実現するかもしれない事態になるとは仏様でも思わなかったであろう。

 

確かに西洋的には『The Walking Dead』はおぞましいゾンビ〜であるが、東洋的には『歩く死人』はまた違った見解をもっていることを私達はしるべきであろう。

江戸初期の至道無難禅師という坊さんが悟った心境をこう詠った。

『 生きながら 死人となりて 成り果てて 思いのままに するわざぞよき 』

エゴをむき出しにしてゾンビ〜になるか、エゴを削ぎ落として死人として生きていけるか…

世界は何を選択するのか、その瀬戸際に来ているのではないだろうか。

ところで、ボクは外出を自主規制(相方=正しく恐れる女、の圧力もあるが…)しているが、その決め手は地元の医療機関の人々によるメッセージ『我々はここ病院で頑張っている、あなた達は自宅待機で頑張ってほしい…』というもの。

少しでも病人を出さないことが、今の医療体制を保つために絶対に必要なことなのだ。