拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

写楽斎にとっての三種の神器(その1)

13日ぶりに出勤した。電車で45分の通勤時間はボクにとって大切な読書時間。この病欠中やはり家では本を読まなかった。

 久しぶりの出勤は家をでる時も,帰宅するときも病欠する以前より暗いし,天気も重い曇り空でなんだかとても憂鬱であったが、しかしいつもの生活リズムをとりもどしたという点では(つまり健康人としての)うれしい感じ。

 坐骨神経痛であるが、ボクの場合はほぼ一週間でだいぶ良くなってきたが、足の爪先小指側3本目あたりまで少し麻痺がず’ーっと残って,それは残念ながら今だにまだ軽く麻痺している。それと朝起床してから2時間ぐらい尻からふくらはぎ辺りまで少し痛む。2週間後に専門の医者にみてもらうのでそれまで様子を見よう。

 この病気で見てもらった太っちょの女医さんは治療としては,薬をくれただけ。あと整体師へ6回ぐらい行くようにアドバイス。整体の先生もたいした治療らしいものをしてくれず。結局,我妻ニコルに指示をして調べたツボに情け容赦ないお灸を毎日すえた。それら総合の結果なのか,痛みはかなりとれた。

 スイスで初めて腰痛になった時(いわゆるギックリ腰)医者に来てもらいながらも,体に触ってもらいたくない(あまりの痛さのため)ので何もせずに帰ってもらった思い出があるが、その時初めて,まだ結婚していなかったニコルにお灸をしてもらって,治った。 腰痛も慣れで,痛さの程度も、どんな時になるかも,いろいろわかってきたからそう怖くはないが,今回の痺れは,この先どうなるであろうか・・・後日報告。

兎に角,自分で何か治療が "出来る” 或いは,その手助けだけでも"出来る"というだけでもどれだけ有難いことか・・。
特にお灸の様になんとなくのんびりしている感じの治療は気分的にもいいね。禅の公案の"喫茶去"(キッサコ)ーまあ,お茶でも飲みなさい・・・に通じるものがありそうだ。それと写楽斎にとっての三種の神器の一つ、練功十八法という体操,これは毎朝欠かさずやって20年になる。あまりにも空気のような存在になっているので忘れていたが、健康のバロメーターとして非常に大事なもの。