拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

花粉症お見舞い

先日の一泊二日のイタリアはパビア旅行中、二日目の郊外にある修道院を訪ねたあたりから、なんだかよくクシャミがで洟水がで、それで鼻をかんだら必ずクシャミが二回でることで・・・あゝ、花粉症…っと思った。

花粉症はボクにとって『5月病』ということになっているので、若干早くそれがきてしまったか。

それで、ローザンヌに帰ってから薬を買って飲んだら効果てきめんで、怖いぐらい。

一応、漢方を勉強した者としては、症状がでるにはそれなりの理由があり、それを一方的に抑える…というのは良くない、という考えも加味して一錠の半分を摂取することにした。だいたい外人の体はでかいのだし。

花粉で集中力が阻害されるほどの症状をだし、薬でそれをストップする薬物成分が身の回りにあるということは、考えてみると案外怖ろしいことだと思う。

人の心の持ちようを、精神のスピリットレベルだけで抑制できないものであるということが可能であれば、精神の安定した安楽を持ち続けることは並大抵のことではないのが当たり前なのかもしれない…と、4,5年前に花粉症になってから毎年この季節になるとこの同じテーマに思いが及ぶのだ。ほんのちょっとのケミカル(ホルモン分泌)加減で心が左右される人間の儚さ脆さも、十分自覚することも対策としてはアリエルのだろう。

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4,5年前に花粉症になった時撮った写真で、その時も花粉症を短歌で詠んでみたが、同じ写真でほんのちょっと心変を加えた短歌にしてみた図(五月生まれの自分がその五月の花粉なんぞのために、意識を朦朧と過ごしてたまるか!の意気込みを示したもの)