拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

2018-01-01から1年間の記事一覧

 一切皆空

先日、仏教の本を読んでいたら四代原理というのがあって、『一切皆苦』『諸行無常』『諸法無我』『涅槃寂静』とあった。 禅の修行は一生懸命やったが、仏教のことはようわからんって、面白いな〜。 『一切皆苦』がお釈迦様の出発点だったという。 ボクなんか…

 犀角独歩

60歳過ぎを『還暦』とは、本当によく云ったものだと最近もつくづく思う。 去年退職し、本当に少しずつ少しずつ過去のことを振り返り、反すうするが如くの中で、いろいろなことがわかってくる気がする。 最近、禅修行の思い出から、とても大切なことに思いが…

 『亀仙人』考

ボクの机の上の棚に高さ7cm のプラスチック製亀仙人像がある。20年ぐらい前、ローザンヌの本屋さんに何故か亀仙人像があって 『いくらですか?』と聞いたら、『持っていけ』と言われ以来ここに祀ってあるのだ。 そのせいではないのだろうが、こちらで結婚…

  侘び寂びギャラリー…

ニコルの姪は大学で美術のキュレーター(学芸員)になる勉強をし、今回でキュレーターとして2回目の展示。 先日、彼女がギャラリーにいるというのでニコルと出かけた。 場所はジャナダ財団美術館のあるMartignyという人口2万人足らずの山と谷のある街で、…

 ソフォラ・ジャポニカ

およそ2週間連続の熱帯夜に耐えた今朝は、どんよりと曇った空からは涼しいを通り越した寒いくらいの風がふいている。 昨夜のツイッターで沖縄県知事の翁長氏の訃報を聞いて、驚いた。痩せて体調が良くない感じはしていたけれど まさか、亡くなるとは思いもし…

  バトミントン界のスーパーマン

おめでとう!桃田賢斗選手、例の事件で人間として一回り大きくなったんだね。 昨日、8月5日 バトミントン世界選手権第24回(中国・南京)で男子シングルス決勝で日本の桃田賢斗は中国の石宇奇と対戦し2−0で勝利し この種目で1977年の第一回より日本選手史…

  スイス建国記念の日に思う…

今日8月1日は スイス建国記念日で祝日。 この日は何故だかわからないが、郊外の農家などでは、有料ブランチを催す習わしがあるようで、 ボク等は友人のKalt牧場へでかけた。 なんせ、ジュラ山脈方面なので電車を乗り継いで山の中腹の駅で下車、そこに牧場主…

   緑濃き

小さな小児科院に勤めている相方も子供達のバカンスに伴って今週から2週間のバカンスに入った。 それで、我々は今回で 4, 5回目になるフランス領のストラスブールへ2泊3日の旅にでかけた。 そういえば、去年の夏もストラスブールへ行ったのだったが、その…

 必撮無眼流 〜 袖触れ合うも他生の縁

日本の40度の猛暑にくらべると、せせら笑うスイスの猛暑は30度である。 年に数回しか使わない扇風機を昨夜は、寝る間際弱風で2時間にセットして寝入った。 日本の家屋にはクーラーがあるとは言え、日中40度というのはちょっと冷や汗ものだ。 30年ほど前東京…

 不動明王の憤怒

この動画を見た時、ボクは太郎に『不動明王の憤怒』をみた気がした。 どこの世界に、洪水、土砂崩れなどで困窮している被災者が沢山いるときに、国会でカジノ法制に時間を費やす国があるか? それが我が日本であるから悲しい・・・ こんな時に、怒らないで何…

Ropraz(ゴップラ)村の美術館

ゴップラ村は人口450人に満たぬ小さな村、ローザンヌから車で30分ほど北の緩やかな山中にある。 そこに、ビックリするほど根性のある美術館があるんだから、ずーっと前から驚いていた。 普通の大きな農家を改造して1989年にオープンしたという。 名は『l'Est…

 夏の風物詩〜旧市街祭り

関西豪雨による死者が現時点で189人、行方不明者68人と報じられている… ご冥福をお祈りします。 前回のブログで書いた時点で、すでに片山さつき議員の軽率なツイッターが批判をあびていたが、死者が増えるに連れて ますます批判が高まり、今や国会で問題とし…

  悲しみの七夕

ツイッターやフェイスブックで西日本各地の豪雨による洪水の被害の写真がアップされる。 相当の被害が出たことが伺い知れる。最後に見たニュースでは死者90人、行方不明73人と書いてあったが この人数は時間がたつに連れ増えるのだろう。 こちらに住んでいる…

 占星術かスポーツマンシップか

昨日、ジュネーブのカフェである会合があり参加したが、ボクは黒一点で8人の日本人女性に取り囲まれ若干緊張した。 平均年齢がたぶん55歳ぐらいだと思うが、とにかく全員が国際結婚の結果長年スイスに住んでいる人間の集まりであった。 テーマは昔スイスに住…

 バトミントン復活の兆し

去年6月に退職してから、バトミントン復活への道を模索して もと教師D.J(スイス人)とその仲間・・・ほとんど、初心者+高齢+自分勝手流・・・なので別の道を探したところ 偶然見つけたバトミントン・クラブは、老若男女+レベル混在+プラスチック製羽使…

  ジュネーブの観音楽祭

6月21日の夏至の日、1982年よりフランスの国会が『音楽祭の日』に制定! それが、我がスイスフランス語圏にも影響を受け、ローザンヌはフランスと同じく21日の日に街中で音楽。 となり町、ジュネーブでは21日(金)から土、日曜日と週末、街が音楽一色に染ま…

[雲無心]  飛中死燕落下の巻

ネットに親しむようになって、様々な動物の意外な生態を動画などを通して観察することができるようになった。 身近な犬猫などの生態も実際に一度も飼ったことのない、ボクには初めて知ることができるような事柄が毎日のように それも世界中から動画がUPされ…

 特別公演 = Gala / 芝居とダンス

25歳になる友人の娘の誕生日のお祝いに、相方が前から予約していた劇場でのダンスを主体にした『Gala=特別公演』を3人で観てきた。 このGalaという演物(だしもの)は去年すでに行われ非常に評判が良かった…ということを後で知った。 この公演については…

  アート・バーゼル最初で最後

アート・カメレオン一撮 バーゼル色に変身した図ミーハーごころでかの世界的アート・フェアーに行ってきました。 本来大人6千円のところをネット+老人料金で4千円の切符を携帯にひそめて。まぁ、過去3−4回行った、パリ・フォトみたいなもので、慣れてい…

 ブレッソン〜フランク〜ドアノー

先週の土曜(6月9日)Versoixベルソワというジュネーブ州の小さな町にある美術館 Boléro にて フランスの超有名な写真家 ロベルト・ドアノーの写真展と 孫娘クレモンティン・ドルディル監督の映画『パリが愛した写真家ロベルト・ドアノー永遠の3秒』 の映…

 スポーツはフェア・プレイを欲する

いま、テニスは全仏・オープンをやっている最中、錦織圭対ブノワ・ペール2回戦の模様をYoutubeで見たが大接戦 の末に勝利した錦織選手に敬意を払うと同時に、今回あたり決勝まで行くのではないか…との期待をいだいた。 (これを書いている最中に4回戦目で錦…

 AIと忖度

スイスにいながらネットで国会中継を動画などで見ることができる…という現実に『隔世の感』を持つものであるが 同時に安倍、麻生ひきいる内閣の次元のあまりにも低いレベルをネットで見なければならない現実に悲しむ。 いまや、超爺人であるボクなどすら一日…

 カメラという道具

写真学校で助手をしていた頃の話で デザイン科の若い女の子に頼んで野外で写真を撮らせてもらった時のこと、多分フイルム2,3本とったころ 写真を撮っている最中に彼女が泣いた…というか、涙を流したのだ。 不思議に思ったけど、ボクも彼女もその涙の理由…

  Zen脳

まず、コンピューターを持っていてツイッターもFacebookもゼンゼン見ないし、興味もない…という連中をたまにみるが 普段なかなか出会うことがない情報・・・に出会うチャンスを逃している石頭じゃないか???と思うことがある。 その一例が⬆︎⬆︎⬆︎この動画の…

 もう一つの東大話法

東大話法とは 自身が東大教授の安冨歩氏(最近は女装)による成語で 『東京大学の学生、教員、卒業生たちが往々にして使うとされる(欺瞞的で傍観者的)な話法と定義』されて 今まさに国会で欺瞞にみちた答弁に終始している大臣や官僚たちの話法で、ああ、こ…

 もう一つのTokio

先日、Facebookだったかで、紹介されていたNHKのETV特集『長すぎた入院 日本の精神医療その恐るべし実態』をたまたま見て 少なからず衝撃を受けた。 今年ボクと同じ年齢66歳になる『時男』さんは39年間精神科病棟に閉じ込められていた…というのだ。 1950年代…

Origin を読んで…

ダン・ブラウン著のオリジンを読んだ。 友人が得意気にこの本の話をするので、どれどれ…と読んだが、最近本をほとんど読んでない為か集中力に欠け前半にかなりの 日数がかかった、眠くて、眠くて… 。 既存の宗教を壊滅(という言葉は使ってなかったが)させ…

 春の祭典

先週末、ローザンヌ市内各所でダンスが行われた。 ボク等はツーリズム・オフィスが主催した『半日ガイド付きローザンヌのダンスにまつわる散歩プログラム』に参加 約30人ぐらいの人が集まり、3人のガイドに分かれてローザンヌ市内を移動しながらローザンヌと…

 エマニュエルは何故…その2

先日の自分のブログを読んでいて『あれ〜』っと不思議に感じたことがあった。 というのは32年前ニューヨークから2度目にローザンヌに来て、約一年間滞在した時 ボクは『Zen』について、このエマニュエル先生と同じ感想(Zenが氾濫している)を強く抱いたこと…

 エマニュエルは何故…

ぶらっと街歩き、街一番大きい本屋のショーウィンドウをサッと眺めると相変わらず日本関係の本がこのように⬆︎⬆︎ 展示されている。これを見ていると本当にこの辺の人は(スイス人など)日本文化に興味を持っているんだな〜と感心。と同時に、3月23日にブログ…