拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

2010-01-01から1年間の記事一覧

クタクタのただいま!

もう年月もわからないくらい,クタクタだ。 南の島に、真っ青の空にバカンス・・・というよりは、島流し・の感がつよい。一週間のお勤めを無事すませ、遅い飛行機便だったので家にたどり着いたのが月曜朝の1時半だった。 確かに、海も空も真っ青で美しいし、…

バカンスです。

その金曜日にボク等はモモコ宅に<お好み焼きパーティ>に招かれた。4組のカップル+イスラエル女性の組み合わせは、日本人男性2人、日本人女性2人、イタリアの男女,スイス女性、エクアドル育ちの韓国人男性・・・らが、多彩な組み合わせでそれぞれの人生の…

事実は小説より奇なりー義父とジャーナリスト

(昨日、一度書いたものが手違いで、消えてしまった・・・ボクには手に余る内容でもう二度と同じことを書けないことの不思議さを噛みしめながら、大事なことなのでもう一度チャレンジすることにした。) ボク自身のことではなく、義父の立場になって思えば、…

通過儀礼 <キャンプでの究極の一夜>

それは中学何年生であったかよく覚えてないが、毎年夏に行くサロマ湖畔のキャンプでの話。 夕食も終り辺りがすっかり暗くなった頃、ボク等のテントの中で体育担任の女傑、井上先生をまじえた5,6人がこれまで体験したなかで一番怖い体験談を各自話そう・・と…

人生考・通過儀礼について

いつ頃からだっただろうか? ボクの頭にこの言葉<通過儀礼>が浮かんだのは。 一切、儀礼的なものが、嫌いなはずだし、特に<通過儀礼>だなんてボクの辞書にはありません的ことばなのに。 <通過>というぐらいだから過去を省みることが出来る年齢になって…

人間スケッチ<モモ>&<真弓>

新皿包み娘のもう一人の名はモモ。 2歳になる娘の母とは思えない、若いキャラクター・・・ただしB型、しかも左利き。と、くれば賢く、快活であるが、普通とは波調が少しちがい、たやすく誤解をうむタイプという偏見をボクは持っている。 少しおっチョコのと…

般若考・< 観・世音>

<雲をつかむような・・・>という表現があるけど・・・ 禅仏教では、<空>を問題にして、雲よりも掴み所が無いところが面白い。それでもって、<花は紅、柳は緑>だと。 先日の<大円鏡智>の鏡であるが、この鏡を見るには観世音状でなければ、見えない・…

フリーター道(その3)石の上にも三年のつもりが

高校在学はバイトをしなかった。(正直いうとハッキリ覚えていない。牛乳配達を何年かしていたかも?) 姉が結婚し、ボクと母の二人は郊外の高校のそばの公団に引越し、間もなく母が他界した。その後福祉の方の紹介で、ボクは当時市会議員であったOさんの家…

日本のドラマ・映画はすぐれている

カラット晴れ渡った日曜のあさ、ニコルは同僚男性の誕生日会をかねて、近くの山へハイキングそして夜は彼の家族と夕食会というプログラムに出かけた。 ボクは連日の仕事で疲れているので我が家でノンビリ・・でもないが、とにかく家に残り、昼過ぎにアンジェ…

般若考・摩訶般若波羅蜜多鏡

前に<ビックリ娘>について書いた。 ものすごい怖がりで、怖い映画はもちろん、本も読むことが出来ない娘がいる。 そういえば、我が妻ニコルもおんなじだ。そういう人達に釈迦は教えを説いたのが仏教ではないか。 仏教の目玉の一つは施無畏(恐れをとりさる…

青い真珠マリエブ

彼女の名前は、マリエブ。カナダはケベックから恋人を追ってわが街に来ているが発展的展望はないらしい。 我々が毎週末行く、レマン湖畔の売店で2年前の夏から夏だけバイトしている明るく美しいこの娘を家にまねきましょうよ・・・とニコルは以前から考えて…

アトリエ<印刷屋>にて

わが、ローザンヌ村も捨てたものではない。いつも東京なんかのアート活動をブロクなんかで読んでいて、ああーうらやましいなぁ!!などと嘆息しているボクだが、今夜は我妻ニコルのヒツコイ誘いに,重い腰をあげて毎月一回、アーティストを招いてお話を聞く…

フリーター道(その2)雪印牛乳配達

ボクが2番目にしたバイトは、牛乳配達。 塚田さんという一見,普通の家なのに牛乳を何箱か仕入れて近所に配っているという小規模の店とも言えないところ。 最初の新聞配達は多分3ヶ月ぐらいでやめていると思う。牛乳配達は中学一年から三年までやった。学校…

シネマ考・カラテキッドならびにInception

寒く,鬱陶しい天気からいきなり今日は30度の晴天。体調がおかしくなるよ! 家でPhotoshop をいじっている一日で終わりそうのところをシネマでなんとかカバー。犬の散歩ではないが、どこかへ連れてってくれる・・・期待視線をずーっと背中に感じていたのを、…

写真考・うれしい衝撃、ネット時代

ほんとうに時代が変わったと実感するのは,こんな西瑞に住んでいながら日本の写真界の一面なりともネットを通して知ることが出来る事実だ。 ボクは1986年ぐらいから2000年までの約14年間、写真を全く撮っていなかった。写真を一時期やめて、再開するつもりも…

写真考・俳句からの触発

キッコさんのきっこの日記を読むと,俳句について書かれていた。いつもながら、どんな主題でもじつによく勉強というか研究されているので頭が下がる。彼女のことを感心していると何ページ書いてもきりが無さそうなのでよすが、彼女の俳句に関する文章をよん…

フリーター道(その1)偉大な吉田司

昨日の様々な体験云々から連想して新たなシリーズを立ち上げることにした。兎に角,小学6年生からバイトを始め、様々な職業を体験してきたが、いつかその思い出を形にしてみたいと思っていてその機会が 無かったけれど,このブロクをその場にして少しずつ書…

時間の部屋−2

映画も10−20歳までの10年間で相当見た,と思われる。そして映画は人の<人生圧縮機>と言えるだろう。 映画一本、一時間半で人ひとりの生涯を描いたものであれば50−60年の歳月が圧縮されている。もちろん,一日を描いたストーリーもあるだろうが、だいたいが…

時間の部屋−1

ドラゴンボールというマンガを当時ボクはすでに大人であったが,夢中になって読んだ。いろんな面白さの要素があったが、その中の一つに<心的未来志向>があった。 例えば悟空の能力がどんどん開発されていくが、メカニカルではなく、あくまでメンタルなとこ…

お疲れ様

このところ仕事が忙しく、帰宅後もクタクタであったが、ようやく一段落ついた。 仕事柄ジュネーブ市内のあちこちで昼食をとる。この仕事をするまではジュネーブにはうまいものを食べさせるレストランは無い!と固く信じていた、が、それが案外、名もなき小さ…

星の王子と庭師

先週の土曜日、新婚のピーター、マデー夫婦の家に招かれ、マデーのアフリカ(カメルーン)料理をごちそうになる。ボンゴという名の香辛料を使って鶏肉を煮込んだものにバナナの蒸し焼き。その料理の前にアフリカンダンスをマデーと踊りすっかり、たっぷりア…

ケ・セラ・セラ!

ニコルが彼女のブロクにぼくの三歳の時の写真を載せた。左手にリンゴを持ち、おかっぱ頭をしたボクはそのドングリ目をカメラの上方、遥か遠くを見ているようだ。 この写真を見ていて,ボクは馬鹿なことを考えた。というのは生まれてから4,5歳まではボクの場…

音無しい人

今朝,電車の中でわが女神,主治医のドクター・ヂュパスケに偶然会う。声をかけてくれただけでなく、わざわざボクのところに来てくれて握手をしてくれ、ボクの皮膚病が治ったというと,拍手をして喜んでくれた。ボクは周りの人を意識しちゃい、照れて、ちゃ…

ビックリ娘たちに乾杯!

昨日,今日と一緒に仕事をした皿包み娘Cの話。まぁ,娘と言っても肌の曲がり角を完全に曲がりきったおネイサンなのだが、<ハイ!>という返事とともに素早く行動する、何の理屈も挟まずにスーっとやるところが、若々しく素直で気に入ったのと,なんと彼女も…

顔・本=Face・book

極最近、Facebookというものをはじめはじめている。ニコルが5ヶ月前くらいに勝手に加入して、長い間放っておいたら、一度チラッとお会いした領事館の人から<お友達リクエスト>なるものが届いて、最初はそれが誰からなのかわからずしばらく放置。それを承認…

禅修行 <憤怒力>

日本では最近?何でも<力>を語尾につけて激励語とするのが流行っている気配だが、ボクも今日はそれにならう。 ボクのは<憤怒力>の提言。 今の時代これはぜんぜん受け入れられない・・・というか、どんなものかも知らない人が多いと思う。スポーッ関係の…

恐ろしいほどの自由の中で

今、<未来の衝撃>を鏡にして自分と世の中を映してみている。 この本に,プロの親・・・子供を養育する専門家について述べている箇所があって、こう記されている<人間の子供を育てることとなると,その子どもが生物学的にその親から生まれたものであれば、…

ニンジンにありつけた馬

今日は待望の金曜日。この(金)は我々サラリーマンにとって、馬の大好きなニンジン!みたいなもの。 今週から,2週間,仕事の相棒がバカンスなので、少しの負担とその分の心地良い緊張感の一週間であった。仕事を通して出逢う日本人達が概していい意味で素…

23,24日の思わぬ事故

昨日は,愚かにも何も書く事がない・・などといったが、先週は思いもしない事故がスイスとドイツで起こった。7月23日(金曜)スイスのバレー州で氷河特急が脱線して日本人女性が亡くなり,沢山の人がケガをした。翌,24日(土曜)にはLove Paraide に来てい…

<D-Train>の完成

今日は,何も書く事が思い浮かばない。 ので、 ボクの大事な<D-Train>の完成・・・について,少し書く。 この<D-Train>とは何か?・・・というのは今現在、具体的に発表できないが,ここ一年半ぐらい撮りためた写真群が纏まり、一つの形になった作品名で…