拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

2019-01-01から1年間の記事一覧

SFに見る未来社会は何故かボロボロ

昔からSF映画が大好きでこの歳(67)になるまで、様々なSF映画を観てきたが、そこにはほとんど例外なくボロボロの未来社会が描かれていた。 未来だから、バラ色のはずの未来社会…とは思えない『みすぼらしい』人間の世界なのだ。 だいたいが、『貧富の差』が…

和風でぶっ飛ばす参院選〜その3

いよいよ、明日が参院選の投票日。 誰もが、開けてみなければわからない結果がいよいよ明日の夜にでる。 ボクは自分のブログに前回の参院選(2013年)で当選したときの山本太郎の政見放送をアップしたが、それと比べても今回の山本太郎の政見放送は実に堂々…

和風でぶっ飛ばす参院選〜その2

ちょうど20年前、映画マトリックスを見たとき、心がザワザワッ…とした。 そういった同質の問い?に突き動かされて禅の修行にいったのが、その15年ぐらい前。 しかし、考えてみると自分は子供の時から勧善懲悪の東映映画の影響か、金に振り回される生き方だけ…

和風でぶっ飛ばす参院選

山本太郎率いる『れいわ新選組』の出現で、今回の参院選は前代未聞の選挙になりそうだ。 なんせ10人の立候補者のうち、2人が車椅子の重度身体障害者…っていうだけでも度肝を抜く。 ボクがいう『和風』って他でもない『和する=思いやり』の風のこと。 それを…

包丁は跨げない

先日、ローザンヌの超一流ホテルで寿司職人として働いている二人の板前さんと話をする機会をえた。 彼らは日本で長年、板前修業してからスイスに来た三十代も後半の歳頃の男達で、根っから職人といった風貌に少し方言の混ざった話ぶりは、ボクにふる里の懐か…

西洋の能…

今週からローザンヌでは『旧市街祭り』が始まった。 毎年行なわれるこの初夏の祭りは、ボクにとってほんのちょっと日本の『お盆』の時期夜に屋台が並ぶ人混みをぶらつく…そんな気分にさせてくれる催し物。 一週間、毎晩旧市街のいくつかのステージで音楽、芝…

第6回『ローザンヌの庭』

今年で6回目を迎えるそうだ。『ローザンヌの庭』展… 1997年から始まった庭展は、以来4〜5年おきにローザンヌ市内のあちらこちらに工夫を凝らした庭が6月〜10月までローザンヌ市民や観光客の眼を楽しませる。 全部見る人は、おそらくそんなに多くはないで…

うだる暑さは…

あ、あ~…6月も今日一日。 晴天が一週間ぐらい続きローザンヌは30度を越える暑さで、ついに相方は自分の部屋に扇風機を買いに走った。 これまでは、寝室に暑いときだけ扇風機を設置してタイマーで寝るときの一時間設置したりして安らかな睡眠に入ることがで…

女どもよ、立ち上がれ!

先週の金曜日、6月14日フランス語で『Grève des Femmes』…で、女性ストライキという意味のデモがスイス国内中で行われた。 スイスはヨーロッパ史上でも多分もっとも男尊女卑な扱いを女性は受け続けてきた国かもしれない。 スイス婦人参政権が許されたのはな…

必撮無眼流 〜 焦点深度

昨日、10日間のSionでの写真展が終わった。 写真展の意義というのは、写真展をやった時に深まるものだ…と改めて思った。 結局断ったラジオインタビューの件にしても、写真展現場で受ける何気ない質問にも、その中にこれまで、思いもしなかった事を考える切っ…

闘花粉章

花粉症になって6,7年目? 案外くるしいのか、毎年の如くこの季節になると、ブログに愚痴ってる。 以前、短歌で花粉症の苦しみを「五月サッキ」に絡めて「殺気」立つ思い…と詠んだことがあった。それが今年は六月にずれ込んでよく知らぬ土地、Sionで急に真夏な…

必撮無眼流 ~ 審美眼

スイス闘牛の本場、バレー州の州都Sionでの写真展も今日で4日目、友人などが遠くからはるばる来てくれて感謝感激。 地元の写真家も何人か来てくれ、色々話が弾んだが、意外だったのが闘牛をテーマにした写真展はこれまでほとんど無いとのこと。 ラジオや新聞…

明日は昇天祭

金曜から2年ぶりの写真展をするのに、きょうはボクがゴッドファーザーをしている友人の息子18歳になるジョナスと青い目の禅坊主クロード坊の助手でギャラリーで写真の設置。 クロード坊はこういうことに疎くもう一つであったが、芸術学校に通うジョナスのな…

必撮無眼流 〜 写真展『L'homme et la bête 』スイス闘牛

今週の金曜日5月31日よりスイスのバレー州、州都シオン(Sion)で10日間の写真展を行う。 べく、準備などなどで忙しいというより気ぜわしくして…(という言い訳)によってブログ更新を御無沙汰していた。 写真は2004年〜2010年にかけて撮りためたスイス闘牛…

花粉症お見舞い

先日の一泊二日のイタリアはパビア旅行中、二日目の郊外にある修道院を訪ねたあたりから、なんだかよくクシャミがで洟水がで、それで鼻をかんだら必ずクシャミが二回でることで・・・あゝ、花粉症…っと思った。 花粉症はボクにとって『5月病』ということにな…

あっぱれ無名写真家…ビビアン・メイヤー

Vivian Maier´s photographs (1926 - 2009) 素敵な音楽とともに彼女の写真をみることができる、特に9分54秒から彼女のセルフポートレートが展開されるので必見!!!何も求めない彼女の眼差しがかえって何かを強く訴えている…ようで魅せられる。 今、スイス…

写真の神様 H・C・B 夫妻と一撮

名もなき写真家、必撮無眼流開祖・一撮にとって秘蔵と呼べる唯一の写真を初公開すべきタイミングが来たようだ。 いつの日か…とは思っていたが、ブログという形で公開する日が来るとは… 時は1978年、一撮26歳の時、まだ芦屋芸術学院に写真科助手として勤めて…

アイデンティティ

ブラックホールが視覚化、そして昨日パリのノートルダム大聖堂の延焼・・・ 人間の営みには意識、無意識、自己の心の落ち着き先を探し求める行為というのが主体にある…というのが最近の一撮の思いで、それから外れれば外れるほど幸福から外れるのではないか…

令(ブラック)・和(ホール)元年!

この4月になってから世の中、急に騒しい気がしているのはボクだけだろうか? エイプリルフールの日に、安倍の肝いりで新元号『令和』が発表されたのも、どこかアベノフールらしい『嘘っぽい』感満載で日本人総まごつく日で4月開幕。 タレントのピエール瀧が…

ローザンヌ新美術館MCBA

この週末、正式には2021年2月オープン予定の州立美術館(Musée Cantonal des Beaux-Arts Lausanne) が土日の2日間だけ一般公開した。 現在のローザンヌ駅のすぐ横に昔あった旧駅の場所に、2016年〜今年2019年まで新美術館がスペイン・バルセロナ設計事務所『…

我が師の誕生日

二日前、20年ほど使い古してきた居間兼ニコルの部屋のカーペットを買い替えた際、本棚も一旦移動しなければならないというので、少し本やら書類の整理をする…とニコルが言い出し、ボク関係の本や書類を大きな紙袋3個を整理するように言い渡された。 今朝、…

サマータイムで花見かな

今朝、恒例の我が家の全時計一時間進め作業。今日よりサマータイムが始まった! 来瑞したばかりの頃、時計の針を一時間進めるのか遅らすのかよくわからなくて頭を悩ませたものだが、今はスマホやPCが自動的に時間を調整してくれているので楽だ。 我が家には1…

My マグノリア…

じつは、先日よりフランス語5回コースをとって、今日早くも3回目が終わった。 いつもの日仏交換・素人先生と違って、プロの先生となるとやっぱり確かに違う! 女性のボリームのある先生はこの道何十年の経験者らしく、バッサリ切るところは切り、それでもっ…

春の彼岸に木蓮か?

昨日は春分の日だった。 知らずに散歩していたら、あまりに見事な木蓮。 オリンピック博物館前の『木蓮』で、これが毎年どの花よりも早く咲き誇る木蓮でいつもこの時期であることを思い出し、ついで今日が春分の日であることを思い出した。 今日から陽が伸び…

いまさら『マトリックス』

先日、ジュネーブで『日本人ママの会』が専門の講師を招いて『サイバー・アディクション(インターネット依存症)』についてのお話を聞いた。 主題は、インターネットに夢中になっている子供達の行く末を案じて…だった。 ボクは自分の子供はいないが、自分自…

トンボと懺悔

昨日、久々に高台にある『蓮池』散歩コースへ。 去年見た蓮池のワイルドぶりからすっかり、スッキリ何もかも切り取られて、人工のコンクリートで固められた広めの2レーンコース50mプールの様相をしていた。 もちろん、穏やかな水面下にはしっかり根を張っ…

バトミントン・スイスオープン2019を観て

先日、英国オープンが終わったばかりのバトミントンが引き続きスイスオープンと来て 目下ヨーロッパ中を巡っているようだ。 ドイツオープン2月26〜3月3日、全英オープンが3月6〜10日、で目下スイスオープンが3月12日〜17日となっている。 歴史ある全英オープ…

 Coda-最終楽章

二日前の8日、ニコルがローザンヌの最小映画館Zinema(ジネマ)13席ぐらいの映画館で『Ryuichi Sakamoto Coda』…というタイトルの映画やってるけど、行ってみない? というので、出かけてみた。 Coda…ってなんじゃろうかナア?ってな感じで観にいったが、 映…

祝〜婦人ディ

今日は『国際婦人デー』だそうだが、相方ニコルが彼女のフェイスブックで『国際男デ〜』も作るべきだ、そうじゃないと今日以外の364日が『男デ〜』のような感じがするので…と書いていた。 なるほど・・・。 ボク個人は女性を『女神』あるいは『観音』と崇め…

唯我独尊

お釈迦様が産まれた時、7歩あるいてこう言った『天上天下唯我独尊!』・・・ ボクはこれを、絶対カッコいい!…と、ずーっと前から言葉以前の感覚で捉えていたつもりでいたが、いざこれを人に説明する時、どう説明していいかわからずにいた。つまりよくわかっ…